店長story 22 《本性》
〇前回までの店長story 21はこちら
18時過ぎ頃に
湯婆婆さまの家に着きました。
「よく来たな。どしたのよ?」
湯婆婆さまは私の前に腰を下ろし
話しを聞いてくれる体勢を取りました。
私は、これまでの経緯と
これからの事を淡々と
話し始めました。
「湯婆婆さま、
採算の取れない状況でもうこれ以上
会社を続けていくことができません。
会社をやめようと話し合っています。
そして一からみんなで仕事を
して生きていこうと思います。」
・・・話を終え、目線を上に上げた瞬間、
「おめぇ、何言ってんだ!」
こ、怖いぃぃ・・・( ;∀;)
「わしの顔を潰す気か?
今まで会社の面倒を見てきて
助言をして導いてきた。
その会社が潰れてしまったら
わしの立場はどうするんだ?
わしが付いていながら潰れてしまったら、
周りに笑われるべ!!」
湯婆婆さま、怒ってる。
確実に怒ってる。
だって、
さっきより顔が
2倍~~( ;∀;)
「あほなこと言うな。
絶対潰しちゃだめだ。
臼山弁護士と相談して
何とか続けろ。」
そう一方的に言われても、
それってただの、、、
湯婆婆さまの
独りよがり?エゴ?
あの弁護士だって、
法律のことはピカ一かもしれないけど、
経営の事はわかんないっしょ(-“-)
「湯婆婆さまの立場のために
会社続けるってことですか?」
↑はい、これ聞いた時点で
ノトタマエ抹消!!!
口から出かかった恐ろしい
質問を飲み込み
すごいゴリ押しと
でかい顔に完敗する私。
「か、家族で会社を続けられるよう
話し合います。。。( ;∀;)」
芯のない私は言われたら
何も反論することも出来ず
そうなのだろうかと
信じ始めていました。
やっぱり会社はやり続けないと
だめなんだろうか。
・・・あ、やばい
コントロールされ始めている。
いいんだべが???
恐ろしい執着心と強い自尊心。
神様って
そうゆうの持ってて
いいだべが???
いろいろと混乱する
頭の中に一つの確信が強く
浮かび上がってきました。
湯婆婆
ぜったい
神なんかじゃないよな(-“-)
いや、前からも思ってたか (笑)
あぁ、私は何をやってんだろう・・・
腑に落ちないまま、
来た道を戻りました。
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次回の「店長story 23」
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辛いことも多かったですが、
自分の人生の舵取りをする為に
必要な経験をたくさんしたと思います。
この店長STORYは
昔の暗い話ばかりが続きますが
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