店長story 7 《銀行》

更新日:2019.02.22

〇前回までの店長story 6はこちら

2012年 秋のはじめ

悪化する資金繰りを
どうにか食い止める為
最後の手段としてメイン銀行に
お願いしに行くことにしました。

父と主人と、、、私も。

自分て、出しゃばりだな~と
思いながら付いていきました。

銀行の広い会議室に通され、
三人並んで父、主人、私の
順に座りました。

お茶を出され待っている間、
三人で話す順番を決めました。

最初誰から話す?

「○○はパパ言え!」
「△△はお父さんでしょ!!」
「××はママ言って!!」
「それ、お父さん言わないで、
どうすんのさっ!!💢」

三人でこそこそと
小競り合い(小学生並み 汗)
をしていると、

銀行のナンバー2の方が
颯爽と登場しました。

スーツ姿の人は、現れる時サーっと
早歩きで登場するんですね。

(札幌の弁護士の時もそうだったなぁ)

ナンバー2の人、
なんか手ごわそう~
なんか怖い~ (ToT)/

顔が脂ギッシュで
目がギラギラしてるぅ~

ビビりながらも、
まず私から淡々と
状況説明をしました。

そして父から支払いの延期と
融資のお願いをしました。

ギラ男
「売上も大漁が続いた
過去に比べると
減ってきてはいるものの
順調に推移しているし、
在庫あるんでしょ!?

すぐに必要な理由が
あるんですか?」

返答に困り、しばらくの沈黙の後、
主人が重い口を開きました。

「売れる在庫も、
なんもかも、ないです。」


・・
・・・

( では、今まで提出していたのは
・・・ 粉 〇 決 〇 )

だれも口にはしませんでしたが、
みんなが皆、心の中でつぶやきました。

ギラ男の顔が
みるみる鬼の顔になりました。

父が弱弱しく
内情を報告しました。

ギラ男が頭を
フル回転させながら
何かを考え、
答えを出そうとしています。

ギラ男
「どうにかなんないんですか?」


「もう、どうにもなりません」

話の流れからして、
融資を受けても支払いに
回されるだけ。

魚を買って利益を出していく
商売を出来るだろうか。

この南茅部全体の
漁からして、無理では・・・。

ダメ元でお願いに来ましたが、
父の話を聞きながら
やっぱり駄目だよなぁと
さらに弱気になりました。

ギラ男
「この状況で簡単に
承諾できないですね。
後日在庫状況等を
お知らせください。」

ギラ男、
最後まで目が
ギラギラしてて、
まぶしかった。

怖かった。

もう、 だめだな。

————————
次回の「店長story 8」
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辛いことも多かったですが、
自分の人生の舵取りをする為に
必要な経験をたくさんしたと思います。

この店長STORYは
昔の暗い話ばかりが続きますが

読んだ感想や応援メッセージを
頂けると嬉しいです(^^)

たまえ店長

能戸たまえ(店長)です。 昆布の魅力にハマり、美味しくて体に良い昆布を広める活動に人生を捧げる。 趣味:旅行、水泳、ピアノ、散歩  四姉妹の母

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