店長story 29《 社員 》

更新日:2021.02.13

〇前回までの店長story 28はこちら

「私を社員にしてください!」

社長室(和室)に入るなり
いきなりちゃぶ台の向こう側にいる
相手に手をついて、お願いをしました。

その相手とは前会社が
危なくなってからずっと相談に
乗ってもらっていたあの社長です。

そう、同じ地域で水産加工会社を
やっているあの口の悪い社長です(^^;

初登場はこちら
店長story6《水産加工会社社長と会う》

「おぅ、片付いたか?

 おめぇらもな、
 もっと早くから準備しておけば、
 取られるものも少ながったべし。

 まあ、アホがつくほどのお人よしなんだ
 おめんどごのおやんず(親父)は」

うぅっ、まったく反論できず・・・(-“”-)

まあ、今日は 図々しい
お願いに来たので辛口きかずに
素直にうなずいていることにしました。

そして、なぜ社員にして欲しいのか、
私は淡々と伝えました。

  • 私個人では今までの取引先は
    付き合ってもらえない。
  • 全国にいるお客様に
    がごめ昆布しょうゆを途切れる
    ことなく継続して販売したい。

その時、自分も毎日使っていた
がごめ昆布しょうゆ以外を
使うなんて考えられませんでした。

  • すでに販売できる商品は
    前会社から個人で買い付けている。
  • 経費はほとんどかからないし
    事務用品や通信機器類もあるものでやる。

「今までの取引先数社と
 個人のお客様、あとは自分で
 新規取引先を作って行けば
 継続はできると思うんですよ。

 今、必要なものは私の名刺
 だけなんです。 

 一切、迷惑かけません。
 給料も経費も必要ありません!

社長、なので私を
社員にしてください!!

一切の隙を見せず、
あたかも自分は正しい!

この道しかない!
と、目力を込めて、
お願いしました(笑)

・・・
・・・
・・・

「しょうがねぇなぁ、
 わがったぁ。たまちゃんよ、
 おめぇが一人でやれるどっから
 始めればいいべやっ。」

「社長、ありがとうございます!」

これでスタートが切れます。

昆布販売をストップせずに
継続できます。

まず、よかったです!(^^)!

部署名は「販売事業部」がいいかなぁ♪


次回「店長story 30」は こちら

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たまえ店長

能戸たまえ(店長)です。 昆布の魅力にハマり、美味しくて体に良い昆布を広める活動に人生を捧げる。 趣味:旅行、水泳、ピアノ、散歩  四姉妹の母

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