店長story 2 《何故》

更新日:2018.11.30

〇前回までの店長story 1はこちら

2012年夏の終わり。

主人から「もう、だめだ」
宣言を受けた夜。

私からの質問攻めにあい、
主人は弱々しくなっていきました。

それとは逆に
私はメラメラと燃え出す魂を抑えることが出来ず、
結局朝まで眠ることが出来ませんでした。

「あと数か月で資金はたぶん・・・、ショートする。」

何か打つ手はなかったのか?
ただ、お金と時間を垂れ流しにしてきたのか?

すでに大きくなっていた傷口は
小手先の手当てではもうどうにもならないと
あきらめているのか?

なんで経営陣がわからないんだ?

なんで「どうしていいか、もうわからない」と逃げるのか。

会社って子どもみたいなものではないんでしょうか。

母親は子どもの声のトーンや表情のこわばりで
何かが子供の中で起きていると察するし、
おでこに手を当てれば体温計を使わなくても
微熱か高熱が出ていることはわかります。

うるさいし、わがままだし、
言うことは聞かないし、
食べ物はこぼすし、
気に食わないと泣きゃいいと思ってる子どもに

イラっときて、もう知らない!!と

頭に来ても、時間が経つと、
また母親は子どもにご飯を作ります。

母親がみな持っている
「無償の愛」です。

毎日毎日子どもの世話をしていると、
考えなくてもいろいろなことがわかってきます。

会社の内容をちゃんと
見てきたのなら、どうしていいか
わからないとはならないのでは?

そこに「責任を取る」「会社を背負う」
という姿勢が見えません。

次の朝、食卓テーブルを囲み、
四女をおんぶしながら
義父に話を聞きました。

父も同様弱々しく近況を語り、
母は今にも泣き崩れんばかりに
表情はつらそうで、
じっと歯を食いしばっていました。

海が魚で賑わい景気が良かった頃から、
相当額の融資を受け続け、
大きくなり過ぎた会社が
最後に手にした「負債」を考えると、
どうすることもできなかった。

毎月支払う給料は母の貯金を
崩して支払っていたこと。

4人目を産んだばかりの私(嫁)に
心配をかけてはいけないと
どうしても打ち明けられなかったこと。

小⇒大 は「夢」があるが、
大⇒小 は「みじめ」しかないんだろうか。

男の「プライド」が邪魔をし
「どうしていいかわからない」と
脳ですり替え、身動きが取れなくなった状態。

回りの環境のせいにして、
「自分の弱さ」を盾にし、
「自分のプライド」を守る。

一度手に入れた地位や名誉は
簡単には捨てられないんだろう。


・・
・・・
みんな心で泣いていました。

このままじゃいけない、

何十年もやってきたものを
ここで終わらせてはいけない。

「リ丁(屋号)を
なくしては、いけな~い。」

(と、ご先祖様の声が聞こえたような・・・(笑))

あきらめてはだめだ。


・・
・・・

「お父さん、大丈夫です!!
 何とかなります!!
 一緒に頑張りましょう!!」

・・・言ってしまったぁぁぁ。
   バカバカ、私。(--〆)

湿ったれた空気が嫌で、
つい明るく振る舞い、
良い嫁を演じてしまいました。

売掛金、買掛金も知らない、
貸借対照表も知らない、
キャッシュフロー、なんだそれ。

知らないって、
「武器=強さ」ですよねェ ( ̄▽ ̄)

「ママ、頼む。」

えぇぇぇぇぇぇっ!!?
そこで私に託そうとするお父さん。

やばいです!!

悩み過ぎて、
おかしくなっちゃってませんか?

これから長~い一日が始まります、トホホ。。。

—-

次回の「店長story 3」

—-

辛いことも多かったですが、
自分の人生の舵取りをする為に
必要な経験をたくさんしたと思います。

この店長STORYは
昔の暗い話ばかりが続きますが

読んだ感想や応援メッセージを
頂けると嬉しいです(^^)

たまえ店長

能戸たまえ(店長)です。 昆布の魅力にハマり、美味しくて体に良い昆布を広める活動に人生を捧げる。 趣味:旅行、水泳、ピアノ、散歩  四姉妹の母

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