店長story 16 《別れ》
〇前回までの店長story 15はこちら
2012年12月26日
最後まで残っていた
中国人の研修生5名を
空港へ見送りに行きました。
他にも残っていた研修生3名は
道南の水産加工会社で
働けることになり、
それより数日早い
12月21日に送っていきました。
たぶん、もう二度と
会うことはないだろう。
自然と涙がこぼれました。
・
・・
・・・
中国での日本円の価値は
なんと、8倍もあるそうです。
なので、日本で時給800円
だとしても、
中国では1時間働けば
6,400円ももらったことに
なるそうです!?
す、すごい!!
8時間労働だと
1日51,200円!!
それを1ヶ月 約20日間
働いたとしたら、
WAOooooooo!!
1,024,000円!!!
研修期間は3年間なので
Waoooooooo!!!
36,864,000円 !!!
まじで、すごいですぅ~~!!!
みんな国に帰ると家を建てたり
マンションを買ったりするそうです!!
リッチ~ガール♡♡♡
ちなみにうちに来ていた
研修生は皆女性でした。
ほとんどの女性が結婚していて
子どももいたりしますが
旦那さんや親に預けて
働きに来ていました。
中国では日本へ出稼ぎに
行くために研修工場で加工作業や
日本語を一定期間学んで
選ばれた人だけがようやく
日本で働くことが出来るそうです。
これだけ稼げるので
とても人気が高いそうです。
出稼ぎと言うと、
貧しい生活の為に外国へ働きに
行っているイメージでしたが
彼女たちはさらに上の生活を
目指して働きに来ていました。
・
・・
・・・
休みの日には私たち家族を
社員寮へ呼んでくれ
中国料理でもてなしてくれました。
日本だと食べきるのが
良識とされていますが
中国ではたくさん作って
残すくらいが良いもてなしの様です。
「ガンペイ、ガンペイ!!(乾杯)」と
とにかく明るく楽しい食事会を
何度も開いてくれました。
餃子やシュウマイ、肉料理。
大皿にたくさん作ってくれていて
どれも本場の味で美味しかったです。
主人と私のことは
おにちゃん、おねちゃんと
呼んで、慕ってくれていました。
中国人を雇う際には
注意すべき点が多々あります。
まずはとにかく平等に
接しないといけません。
残業するなら全員で残業させないと
大変なことになります。
そうしないと、
「おにちゃん!
あの人だけ、給料もらえる、
わたし、少ない!
ずるいあるよ! 」
、、、暴動を起こします💢
寮内での決まり事もきちんと
決めないといけません。
そうしないと、
「おにちゃん!
あの人だけ、シャワー時間、
長いあるよ!
わたし、ゆっくり入れない!」
これまた、、、
暴動を起こします💢💢💢
ある晩は、
ビンタ、ビンタのたたき合い( ̄▽ ̄)
ある晩は、警察を呼んでの大騒動。。。
(;一_一) ・・・ったく!
なんか、そんな思い出ばっかり。。。
ほんと、血の気が多い子たちでした(^^;)
数年間、中国人女性15,6人が
生活をしていた賑やかだった
社員寮「まほろば荘」は
その日から、夜に明かりが
灯ることはなくなりました。
————————
次回の「店長story 17」
————————
店長STORY一覧は こちら
辛いことも多かったですが、
自分の人生の舵取りをする為に
必要な経験をたくさんしたと思います。
この店長STORYは
昔の暗い話ばかりが続きますが
読んだ感想や応援メッセージを
頂けると嬉しいです(^^)