店長STORY47《催事》

更新日:2023.07.12

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会社を始めた頃は、よく函館市内の百貨店やスーパーでの催事に出展していました。

がごめ昆布きざみを水戻ししてポン酢をかけて、通りすがりのお客様に試食をお勧めしました。

がごめ昆布の特徴であるネバネバは水溶性食物繊維のフコイダンで健康にとても良いとお伝えすると、「体によさそうだから食べてみる」と言って買ってもらえました。

味付けにはがごめ昆布ポン酢を使いさっぱりと食べやすくしました。

このポン酢は北海道産丸大豆と小麦、がごめ昆布と国産柚子で作ったものです。

酸っぱくなくまろやかな味なので美味しいですよとお伝えすると、「じゃあ1本買ってみる」と手に取って頂けました。

試食してもらいながら説明をするという事を何回も繰り返して、たまに買ってもらえるという感じです。

極たまにまとめ買いをして頂けるお客様もいて、そんな時はとても嬉しかったです。

催事では私の他に地元のケーキ屋さんや果物屋さん、魚屋さんなども出店していました。

お客さんが空くと、果物屋さんから葡萄をもらい、ケーキ屋さんも一緒に三人で食べようという事になりました。

二人ともとても食べるのが早いです。葡萄がどんどんなくなります。

私は全然追いつきません。

え?え?と思っていると二人とも種を出さずにどんどん飲み込んでいました。

「当たり前だ、種はそのまま飲むもんだ」 という事でした。

なるほど。。。

それぞれ一人で販売しているので、忙しくなったりするとお互いフォローしあいながら働きました。

なんだか仲間で働いている感じがして嬉しかったです。

よく会う催事仲間の魚屋さんはイケメン♡で漁業も自分でやっていました。

自分で採った昆布を乾燥させたり、釣った魚を味噌漬けに加工して販売していました。

そんな働き者で催事にも慣れていた魚屋さんには売り方や見せ方等いろいろと教えてもらいました。

当時は催事に出ても昆布や調味料はなかなか飛ぶようには売れず、一日働いても3~4万でした。

道外に出ればもっと売れるかもしれませんが、まだ子どもも小さく家を何日も空けることは考えられませんでした。

私が外で販売の仕事をすると、書類や伝票が整理されずに机の上に溜まっていきました。

売上や支払い、利益は把握していますが決算に向けての仕分けが全くできていませんでした。

事務処理に集中すればできそうな気もしますが、書類整理をしている時間がもったいない。

経理専門の人がいればいいかも!

溜まった書類をきれいに仕分けしてもらって、書類管理ができたらありがたいです。

「あの書類どこですか?」 「はい、これですね!」

と、パッと出て来る!・・という私の頭の中の理想系です。

「よし、人を雇おう!!」

それから、漁師町で事務仕事ができる人を探し始めました。

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たまえ店長

能戸たまえ(店長)です。 昆布の魅力にハマり、美味しくて体に良い昆布を広める活動に人生を捧げる。 趣味:旅行、水泳、ピアノ、散歩  四姉妹の母

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